社畜系マンガに感じる光と闇
どうもアロマリアです。
突然ですが、自分は社畜系マンガや小説をいくつか読んでます。
「いきのこれ社畜ちゃん」
とか
とか
「なれる!SE」
などですね。
割と好きな部類…のはずなのですが、同時に読んでいると、どこかモヤモヤする感情を抱えています。
というのも、多分どこか当事者な感覚があるから・・・ですかね。
「ネタになってるけど、笑いごとじゃねえんだよ」
的な感情が。
共感とともに憎悪が沸いている感じがある。
「サービス残業」
「月曜日の憂鬱」
「上司・顧客からの無茶ぶり、仕様変更」
「営業と現場の認識違い」などなど
社畜的なあるあるを集めて、それを4コマ漫画などにして、笑いに変える。
それ自体は別に悪いことではないですし、商業的にもありだと思います。
でも実際は
・そのネタの元になっている人(当事者)が今も大勢いて
・そのあるあるネタの問題は何一つ解決しておらず
・一般の読者には、ただ「あるあるーハハハッ」で済んでしまう
そういうのをマンガにするのは悪くないし、作者の実体験を元に構成されてたりしますから、リアリティもあるから共感も呼ぶ。
でも、ネタにされると当時に、現実の当事者にも救いがあってほしいと僕は思わずにはいられない。
この国では、数の力あってなんぼなところがあるので、一般人が「あるあるハハハ」では何も変わらないんだろうなあという諦観。
あとは加えて、自分が労働そのものを嫌っているってのもあるんでしょうね。
「その社畜的価値観を他人に持ち込むなよ…自分の中だけで消化してくれ」
みたいな思いも噴き出してきたり。
まあマンガにそんなことを思ってもしゃーないんですけどね。
ただ、作品を見て感情を動かされたってことは、作品としては成功だと思います。
く、悔しい・・・でも感情動いちゃう!!