歳を取ると、家族や仕事や、
そういった属性要素、あるいは義務にぶら下がる形で己を動かす(動かざるを得ない)ことが出来るようになると思うのだが、自分にはそういったものは少ない。
というより、意図的に減らしてきたのだが。
そうなると如何に「自分が本心では何を求めているのか」と言うのをキャッチしていくのが重要になると最近思う。
幼い頃は本心や欲望に従って行動するのが簡単ではあったが、
歳を取るとこれが見えなくなると感じたのは、自分だけだろうか。
というのも、積み上げてきた経験などがそれを見えづらくする。
何をするにしても、事前に脳がシミュレーションしてしまうのだ。
そのシミュレーションをしたうえで「面倒くさい」「それをする意味/意義/メリットはあるのか?」と感じてしまう。
これこそがノイズなのだ。
最近気付いてきた。
現代はあまりにも生産性・効率にフォーカスしすぎている。
進歩が早すぎるのが背景にはありそう。
立ち止まってみると「いいじゃないか非生産で」と思い直せるのだが。
ただ言い換えれば意識的に思い直す必要があるほどに、現代は心の在りように対して環境がしんどいのかもしれない。